僕たちが眠りから覚めて、ドアを開けば、朝一番の景色にひろがったのは、銀の世界 どこまでも、足跡ひとつついていないミルキーウェイ ボクもワタシも一番乗り 寒くてたまらずに、手に吹きかけた息はすべてを変えるケムリの魔法 遠くに広がる山々は白くお化…
失われた週末 そこにいるは老人の亡霊 夕陽が差し込む部屋のなか 風がカーテンを揺らしてユラユラ ゆりかごの椅子を揺らしてユラユラ 本を閉じて、頬をつたうは、幾千のなみだ 完全な統治者など、どこにもおらず また、完全な勝者も敗者すらも、どこにもいな…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。