NHK朝ドラ「ばけばけ」は予想を覆して大ばけする可能性｜日刊ゲンダイDIGITAL

NHKの朝ドラ『ばけばけ』は、放送開始当初から「暗い」「朝らしくない」といった批判が多く寄せられましたが、回を重ねるごとにその魅力がじわじわと伝わり、「今までにない朝ドラ」として期待が高まっています。

物語は、明治維新後の時代を舞台に、怪談好きの主人公・トキとその夫を中心に日常を描いています。制作はNHK大阪で、過去の朝ドラ『おむすび』の汚名返上を目指しているかのようです。演出には笑いがちりばめられ、朝ドラらしからぬ独特の雰囲気が漂っています。

特に、主人公・トキを演じる髙石あかりの起用が注目されています。彼女は橋本環奈や今田美桜と比較すると実績や人気はまだまだですが、過去の役のイメージがないため、新鮮な印象を与えています。

また、父親役の岡部たかしが『男はつらいよ』の寅さんのような存在感を放ち、家族や周囲の人々との温かい日常が描かれています。このような人間味あふれる演出が、視聴者の共感を呼んでいます。

『ばけばけ』は、予想を覆して大きな成功を収める可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まっています。