ロンドン公演で大相撲が熱狂的な歓迎を受ける中、主役として圧倒的な存在感を放ったのが新横綱・大の里だった。土俵入りではその堂々たる所作と静かな威厳が観客の視線を一身に集め、会場の空気を一瞬にして支配。取組では力強さだけでなく、相手への礼節と落ち着いた表情が印象的で、英国の観客からも「サムライのようだ」と称賛の声が上がった。
このロンドン公演は日本文化を紹介する目的も兼ねており、現地メディアも大の里の姿勢を「伝統と誇りを体現する現代の横綱」と高く評価。相撲の神聖さや美学を初めて目にした多くのイギリス人が、静寂の中に潜む緊張感や勝敗後の礼の美しさに感動したという。
大の里は取組後、「どこにいても日本の心を忘れずに取り組むだけ」と語り、短いコメントながら横綱としての覚悟をにじませた。異国の地でも揺るがぬ精神性と存在感で、大の里は“世界が認めた横綱”として新たな一歩を刻んだ。

大の里、観客の視線独り占め ロンドンで横綱の存在感 | NEWSjp
英国で音楽の殿堂と呼ばれる会場に15日、大の里の力強いかしわ手の音が響き渡った。土俵入りはもちろん、...
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