スーパードライが手に入らない!?　アサヒを襲ったサイバー攻撃で居酒屋に「異変」が | デイリー新潮

飲料業界の大手、アサヒグループホールディングスがランサムウェア攻撃を受け、その影響で国内の受注・出荷システムが大幅に障害をきたしているという衝撃の報道がなされた。

何が起きたのか

システム障害は 9月29日に発生。オーダーを受け付ける受注システムや出荷手配の仕組み自体が停止したとされる。

例えば、「スーパードライを5ケース欲しい」といった通常の発注がシステムを通じて受注センターに届き、出荷される流れだが、現在その動きが止まっているという。

居酒屋・飲食店で起きている“異変”

居酒屋などでは、看板ビールである「スーパードライ」が“残り5本”というような状態で提供されるようになったという声も聞かれる。

供給不安が徐々に表面化し、通常の流通ルートでも品薄が進みつつあると見られる。

背後にあるリスクと懸念

ランサムウェア攻撃の背後には、身代金（ransom）の要求が想定され、その額は数億～数十億円に及ぶ可能性も示唆されている。

こうしたサイバー攻撃が、単に情報漏洩やシステム破壊に留まらず、製造・物流・販売という流通チェーン全体を揺るがすリスクになることが浮き彫りになった。

特に飲食・外食業界では、安定した供給が生命線であり、「看板商品」が手に入らなくなる事態は、業績や営業に直結するダメージになり得る。