美術や衣装の圧倒的な豪華さ、実力派キャストによる演技、国際市場も意識したスケール感……にもかかわらず、一部の観客からは「心が動かない」「深みに欠ける」との声も。海外展開を見据えた“正解”と“課題”が同居する本作が、「描かなかったこと」とは何だったのか──。

映画「国宝」は豪華で美しいのに「どこか物足りない」…興収50億円を見越す大ヒット作で"描かれなかったこと" 海外展開への一つの"解"となった超大作
映画「国宝」はなぜ大ヒットしているのか。映画界に詳しい新聞記者の勝田友巳さんは「豪華で美しく面白い物語に乗りやすい半面、人間洞察の深みにやや欠ける。ただしそれが、日本で異例の大ヒットとなった理由の一つでもある」という――。
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